アカボシゴマダラ（Hestina assimilis formosana）♀ 
本種が、日本の関東地方で外来種として記録されてから既に15年以上が経過し、その分布拡大は留まるところを知らない勢いです。この外来種は中国本土に分布する名義タイプ亜種（ssp. assimilis）。それに比較すると台湾産亜種は後翅の「赤星」紋はより濃色かつ鮮明です。但し、我が国・奄美群島亜種（ssp.shirakii ）に比較すると、アカボシ紋の面積はやや小さいと言えます。丁度名義タイプ亜種と奄美亜種の中間的な特徴を示しているように思います。画像①は吸蜜後に塩ビ製給水管で一休みしている個体。人工物以外での静止画像を撮りたかった場面。②はその直前、樹液で吸汁している場面です。
分布：インド、ミャンマー、マレーシア、台湾南西部～台湾
共通データ：D71-34(トリミング)、1/250、-1.0EV、外部ストロボ
①ISO=200、F13 ②ISO=400、F11
