デコラジャノメタテハ（Amnosia decora baluana）♀　別名：ジャノメスミナガシ　　
①吸汁：対角魚眼画像
 

　それまで通ったことの無い遊歩道を朝一番で訪れて見ると、やけに本種の密度が高い一角がありました。暫くしてその原因は切り株から浸出した樹液であることが判明。熱帯域で樹液の出る木本を探索するのは骨が折れるので、偶然発見できた、この「ご神木」には感謝してもしきれません。♀が熱心に吸汁している場面を魚眼でも撮ることができました（画像①）　。♀の直下には♂も写っております。
　一方、画像②は珍しい産卵行動場面。産卵時間帯が朝方にあることに先ずビックリ。そして、地表スレスレの株を探索する行動に再度驚かされました。帰国後、食草はイラクサ科のキミズ（Pellionia scabra）と判明。丈の低い植物なので、なるほどと思った次第。残念ながら卵は発見できませんでした。
②産卵行動
撮影日・時刻(Date/time） ①13/Mar./’12、9:07
②13/Mar./’12、9:01
撮影地（Locality） グヌンムル国立公園(Gunung Mul National Park:Alt.50m, Sarawak, Malaysia)
撮影データ(Photo data)

①D90-10.5-X1.4TC（トリミング）、ISO=400、F13-1/50, -0.7EV、外部ストロボ+スレーブ1灯
②D7K-34(トリミング)、ISO=400、F10-1/100、-0.7EV、外部ストロボ
　　　　　
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