ヒイロシジミ(Deudorix epijarbas menesicles )♂ 　　　
①吸蜜
 

　Deudorix属はこれまでの東南アジア遠征で出会わなかったのが不思議な位、繁栄している種群です。今回、代表格のヒイロシジミにやっと出会うことができました。台北郊外にある陽明山の明るい草地を訪れると本種♂♀が吸蜜に忙しく乱舞しておりました（写真①）。但し、その時は和名由来である、表翅の緋色を拝むことは叶わず、同じ年、知本温泉で初めて開翅撮影ができました（写真②）。緋色の鮮やかさは勿論の事、目を引くのは複眼のデカさ！これほどまでに複眼をデカくして、♀を見つけ、ライバルとなる♂を追い払う必要があるのでしょうね。♀は次の頁をご覧下さい。

分布：　西はインド、スリランカからスンダランドを経てオーストラリアまで。北は台湾。
②開翅
撮影日・時刻(Date/time） ①27/Sept./’11  11:11 ②22/Nov./'11 11:19
撮影地（Locality） ①台北県・陽明山
（Yangmingshan:Alt.600m,Taipei,Formosa）
②台東県・知本温泉付近(Around the Chiben Hot Springs:Alt.350m, Taitung, Formosa)
撮影データ(Photo data)

①D7K-85VR(トリミング)、ISO=320、F9-1/320, -0.7EV 
②D7K-34(トリミング)、ISO=500、F13-1/640、-0.7EV、外部ストロボ
　　　　　　　
 シジミチョウ科に戻る　　　　　台湾の蝶トップに戻る