いつか、本種の幻光を撮りたいとの思いがやっと叶いました。2回の遠征で、ようやく幻光が容易に出現する撮影条件を把握できたためです。普通に撮影すると、①のように後翅は単に黄金色に見えるのですが、ストロボを炊いて後方から見込むと、ほぼ確実に幻光が出ます。吸蜜しているのは、実が毒性のミフクラギ。この花は本種存続の鍵とも言える重要な役割を果たしていると思います。
分布：フィリピンおよび台湾・蘭嶼
②7/Sep./’17 8:35
②同上,ISO=2000, F8-1/1250,外部ストロボ
| コウトウキシタアゲハ(Troides magellanus ) |
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| ①♂吸蜜：通常時 | |||
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翅に構造色（幻光）が出現する種として、国内では緑系ゼフィルスの♂、国外ではモルフォチョウが有名です。しかし、世界広しと言えども、アゲハチョウ科で幻光を示すのは、本種と同属のブルキシタアゲハ（T.prattorum）に限定されます。もちろん、トリバネアゲハも金属光沢を示すものの、本種の輝き方（真珠状光沢）とは異質のものです。 いつか、本種の幻光を撮りたいとの思いがやっと叶いました。2回の遠征で、ようやく幻光が容易に出現する撮影条件を把握できたためです。普通に撮影すると、①のように後翅は単に黄金色に見えるのですが、ストロボを炊いて後方から見込むと、ほぼ確実に幻光が出ます。吸蜜しているのは、実が毒性のミフクラギ。この花は本種存続の鍵とも言える重要な役割を果たしていると思います。 分布：フィリピンおよび台湾・蘭嶼 |
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| ②♂吸蜜：幻光出現時 | |||
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撮影年月日・時刻(Date/Time) | ①5/Sep./'17 16:08 ②7/Sep./’17 8:35 |
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| 撮影地(Locality) | 台東県・蘭嶼(Lanyu Island,Taidung,Formosa,:Alt.5m) | ||
| 撮影データ(Photo data) | ①D500-34VR(トリミング),ISO=1000, F9-1/1600,外部ストロボ ②同上,ISO=2000, F8-1/1250,外部ストロボ |
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