裏面が波模様のシジミでも、JamidesやNacaduba属のように複雑な縞模様だと、同定に苦労しますが、本種のように縞の絶対数が少ないとかなり楽になります。しかも、たまたまこの個体は破損していて、表翅の淡いブルーと肛角部の斑紋が見えるため、同定が確実にできました。ウスアオの和名通り、淡いブルーは味わい深いものがありますけど、やはり新鮮な表翅を眺めてみたくなりました。国内でも南西諸島では姿を時たま拝めるようです。

分布：　インド・インドシナ・スンダランドから南はオーストラリア、東は台湾。