コジャノメの仲間（Mycalesis属）も同定がやっかいなグループです。かなりボロボロの個体で掲載するのを躊躇しましたが、前翅の眼状紋周辺が薄く矩形で縁取られる特徴から、ペルセウスもしくはペルセオイデスと絞込み、ここではペルセオイデスとしました。しかし、正直自信はありません。種名のラテン語の接尾辞：-oidesは「〜に類似したもの」の意味なので、「ペルセウスに似たもの」としてラテン名がつけられたのでしょう。まぁ、どちらも似たもの同士なので、誠にやっかいです。正確には裏面の眼状紋とセットで判定せねばなりません。

　また、腹部長さと翅のバランスから判断して♀と判定しています。

〔分布〕ミャンマー・インドシナからマレー半島・中国南部