極めて広大な分布を示すタテハチョウです。日本で採集されるタテハチョウ科の迷蝶でも代表的な種でしょう。飛翔力を併せ持ちながら、時として滑空飛翔をするこのタイプのタテハは台風に乗って遠距離飛行する能力に長けているのだと思います。ポーリン温泉の浴槽群（水着で入るのでプールと言ったほうがいいかも）を抜けて植物園側に抜けたポイントで、朝一番の活動で元気にテリを張り始めた場面です。比較的人家に近い場所に分布するこのような普通種は意外と撮るチャンスがありません。管理人としては、スラウェシで撮影して以来の画像になりました。

分布：東洋区からニューギニア、オーストラリアを経てソロモン群島