アサギマダラの仲間で、マダラチョウとしてはおチビさんの部類です。タンココ自然公園でコウモリワモンの撮影に熱中し、疲れて一休みしていると、頭上3m位の枝に黄色い本種が止まっていました。早速撮影し、デジカメの液晶モニターで像拡大をしてみて、驚きました。最初は陽射しを避けて休息中と思ったのですが、モニター像は明らかにストローを出して何かを吸っていることを示しています。既に日は高く、朝露もないので、変だなと思い、更に像を仔細に点検すると、枝の節目から樹液が滲み出しており、この樹液を吸っていることがわかったのです。フタオチョウ等のタテハが吸うならともかく、マダラチョウの仲間も樹液を吸う！これは管理人にとって、初めての経験でした。普通のマダラチョウ同様、花からも吸蜜をするのかどうか？これから調べてみたい蝶のひとつです。ほぼスンダランド全域に棲むウスキヒメアサギマダラ（P.aspasia）の代置種とされています。