| クラメリルリマダラ （Euploea crameri bremeri ） | |||
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トラフマダラ（Parantica agleoides）やブルガリスヒメゴマダラ（Ideopsis vulgaris）の撮影に熱中していると、突然、林の彼方からすぐにルリマダラとわかる大型の蝶が舞い降りてきました。前翅には目立つ白紋列があり、見慣れたツマムラサキマダラ（E.mulciber）ではないことは明らかです。同行したシンガポールの蝶屋さんからクラメリであることを教わりました。個体数はどうやら少ないようで、当地の撮影に慣れた地元の蝶屋さんも色めきたち、競ってレンズをこの蝶に向け始めました。相当に敏感な蝶で、数m離れた位置からの撮影でも、シャッター音が鳴るたびに、翅をピクっと震わせます。ここは通常の90mmマクロではワーキングディスタンスがかせげないと瞬時に判断し、あわてて持参したX1.4のテレコンバーターを装着し、35mm換算190mm望遠マクロで、この蝶を狙うことにしました。この作戦は大成功で、2m以内の接近を拒む気難しい本種の吸蜜シーンを余裕で撮影できました。
吸蜜を終えると、極めて雄大に飛翔します。先程までの敏感さはどこへやらといった調子で、管理人を嘲笑うかのように、顔の近くまで接近し、悠々と舞っています。本来なら飛翔写真を狙う状況ですが、ついついこの蝶の舞に見惚れてしまったのです。白いアクセントを持つ大型のルリマダラ・・・・。すぐにこの蝶は管理人のお気に入りとなりました。インドシナ〜スンダランドにかけて分布しています。 |
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| 撮影年月日(Date) | 16/Jul./'05 |   |
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| 撮影地(Locality) | Sungei Buloh Wetland Reserve(Alt.2m),Singapore | ||
| 撮影データ(Photo data) | D70-X1.4TC、ISO=400, WB曇天、F3.2-1/320 | タテハチョウ科に戻る シンガポールの蝶TOPに戻る | |