デコラジャノメタテハ（Amnosia decora baluana）♂　別名：ジャノメスミナガシ　　
①葉裏で雲隠れ状態
 

　本種はダナムバレーで初めて出会い、とてもインパクトを受けたタテハです。その際、♀のみの撮影でしたが、今回は比較的個体数に恵まれたこともあり、♂♀含め、撮影を堪能することができました。画像①は葉裏に全開して静止したシーン。葉裏から覗き込むように撮影するためには、遊歩道を降りねばなりませんが、多量の降雨で沼状態になっている地表には降下できません。偶然、葉が少し立った状態で全開静止してくれたので、何とか表現できました。但し、前翅の淡いブルー帯紋は白トビしてしまいました。地色が黒いので、コントラスト差が大きくて諧調表現に悩まさせられる♂は、撮影難易度が高いです。
　画像②は遊歩道上での吸水シーン。普段、撮影し難い翅裏を何とか表現できました。Neptis属同様、翅裏撮影をさせてくれない種です。

分布：マレー半島南部を含むスンダランド
②吸水
撮影日・時刻(Date/time） ①13/Mar./’12、9:12
②12/Mar./’12、13:18
撮影地（Locality） グヌンムル国立公園(Gunung Mul National Park:Alt.50m, Sarawak, Malaysia)
撮影データ(Photo data)

①D90-85VR、ISO=400、F13-1/40, -0.7EV、外部ストロボ
②D7K-34(トリミング)、ISO=640、F10-1/125、-1.0EV、外部ストロボ
　　　　　
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