ルリオナガフタオシジミ♂　
（Hypolycaena erylus gamatius） 別名：　エリルスツメアシフタオシジミ
撮影日（Date） 29/Apr./’03
撮影地(Locality) Pulisan(Alt. 5m), North Sulawesi
撮影データ(Photo data) 90IS, ISO=100, WB蛍光灯、F4-1/1000、-5/3EV、リングストロボ同調
 
 
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一見、ゼフィルス似の絵になるシジミです。昼過ぎの浜辺はけだるく、陽射しを避けて歩いていると、樹高３mほどの木陰で本種を見つけました。クローズアップレンズを装着し、かなり接近しても逃げようとはしません。撮影に成功した後、悪戯心を出して、止まっていた葉を揺らすと逃げますが、1mも飛ばないでまた葉上に静止します。恐らく活動時間ではないので、鈍かったのでしょう。「フタオ」、すなわち左右合計４本の尾状突起を有するシジミは東南アジアで豊産します。日本本土にも進出しているSpindasis属（キマダラルリツバメ）はじめ、枚挙に暇がありません。花に訪れる時は、表翅の瑠璃色を拝めるとのこと。是非見てみたいものです。本種はシッキムからニューギニアまで広く分布する普通種とされています。