ヤドリギアシナガシジミ
（Allotinus major）
アシナガシジミ（Allotinus属）の翅表はただ黒いだけで何の特徴もありませんし、裏面もご覧の通り、味気ない黒褐色の小斑点が配されているだけです。この斑点の微妙な配列変化が同定のヒントになります。好んでこのグループを分類・収集する蝶屋さんは、本当のオタクとして尊敬に値すると思います。なお、本種はスラウェシ固有種とされています。
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ヤドリギアシナガシジミ |
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| 撮影日（Date） | 29/Apr./’03 |
| 撮影地(Locality) | Pulisan, North Sulawesi |
| 撮影データ(Photo data) | 90IS, ISO=50, WB蛍光灯、F4-1/100 |
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| スラウェシでは稲作が盛んです。日陰を求め、暑い陸稲畑を抜けた暗い森に入ったポイントで、この蝶を見つけました。陰気な場所で弱々しい飛び方をしていました。ところが、後で調べたところ、幼虫は肉食性で、ツノゼミの幼虫を捕食するとのこと。こうした生活史からも連想できるように、日本のゴイシシジミの親戚でもあります。「アシナガ」の名前の通り、確かに脚は長いです。 アシナガシジミ（Allotinus属）の翅表はただ黒いだけで何の特徴もありませんし、裏面もご覧の通り、味気ない黒褐色の小斑点が配されているだけです。この斑点の微妙な配列変化が同定のヒントになります。好んでこのグループを分類・収集する蝶屋さんは、本当のオタクとして尊敬に値すると思います。なお、本種はスラウェシ固有種とされています。 |
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