イワカワシジミ (Artipe eryx eryx       
@閉翅
 裏面が鮮やかな緑色を呈す、いかにも熱帯を連想させるシジミチョウです。ご存知の通り、国内では奄美大島あたりまで見ることのできる広域分布種です。尾根筋を這いつくばって上り詰めた鞍部で一休みしていると、繁みに黒いシジミの影がよぎりました。日影にこのシジミを発見し、慌ててシャッターを切ったのが写真@。もう少し寄ろうと思ったら、崖下に舞い降りてジ・エンドでした。ガッカリしていると、同行した香港鱗翅学会会長さんが、めざとく彼らの幼虫の脱出孔跡付のクチナシの実を発見して頂き(写真A)、少し気分が和らぎました。
A幼虫脱出孔の開いたクチナシの実
撮影年月日(Date) 7/Oct./’06 
撮影地(Locality) 新界地区・馬鞍山(Ma On Shan:Alt.500m, New Territories)
撮影データ(Photo data)

@D70(トリミング)、ISO=400, WB晴天、F4.5-1/1000
AD70, ISO=200, WB晴天、F8-1/640,内蔵ストロボ

     
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