ソトグロカギバタテハ (Rhinopalpa polynice eudoxia ♂      
@閉翅吸汁

 林道に撒いたトラップには沢山のタテハ、シロチョウ、タイマイ類が集っていましたが、一際目立つ毛色の異なるタテハが本種でした。裏面はキベリタテハやルリタテハを思わす真っ黒な地色に微妙な斑紋が並んでいます(画像@)。 しかし、一度開翅すると、鮮烈な濃橙色が眼に飛び込んできます(画像A)。独特なギザギザ感の翅型で、同定に苦労しないタテハです。これだけ新鮮な個体は、どんな種類でも撮りたいところです。なお、画像@の左上に見えている個体は、マルバネイシガケチョウ(Cyrestis cocles)です。


〔分布〕
シッキム・インドシナからスンダランド。亜種mithilaの基産地はインド東部のベンガル州。

撮影年月日(Date) 2/May/’07     @12:56  A12:57
撮影地(Locality) Cat Tien National Park(Alt.200m),Lam Dong,
South-Vietnam
撮影データ(Photo data)

共通データ:D70, ISO=500, WB晴天
@F9-1/400、+0.7EV  AF9-1/1000

     
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A開翅吸汁