管理人の大好きなミスジチョウの仲間に、北タイでも出会うことができました。特にヒマラヤからインドシナ、中国にかけての一帯には中型〜大型のNeptis属が多数分布していて、遠征前から期待していたのが本種です。大きさは日本に棲むミスジチョウ(N. philyra)と同程度で、吸水によく訪れるのも似た習性のようです。

　斑紋上の区別点である、前翅中室内の棍棒状白斑はスーッと伸びて途切れず、この特徴もミスジチョウと一緒。この地にミスジチョウが共棲していたら、同定に苦労するものと思われます。