タイワンホシミスジ(Limenitis sulpitia sulpitia)   

 和名からついついNeptis属を連想しますが、翅形から想像できるように、イチモンジチョウの仲間です。属名をLimenitisとすべきかLadogaとするか(Parathymaとする研究者もいます)、正確なタクサについて管理人は判断がつかないので、ここではLimenitisとしておきます。鳳園の林縁、それも結構遠方でテリを張っているタテハを見かけました。Athymaの一種だろうと様子を伺っていると、すぐ目の前に梢に飛来し、ここで有難いことにテリを張り直したので、いい絵を撮らせてくれました。後翅基部に散布された黒点付近にだけ着目すれば、将に「ホシミスジ」です。

<分布>
ミャンマー北部〜北インドシナ、中国東南部を経て台湾。

撮影日・時刻(Date/Time 1/May/’10  15:31      
撮影地(Locality) 新界地区・鳳園(Fuen Yuen:Alt.30m, New Territories, Hong Kong)
撮影データ(Photo data) D90-34ISO=500, F9-1/800、外部ストロボ 香港の蝶:タテハチョウ科に戻る   香港の蝶トップに戻る