シンガポールでは比較的個体数が少ない話を聞いていたので、街中にある病院の庭先で遭遇できるとは思いもよらない幸運でした。シロオビアゲハの幼虫でもいるかな？と柑橘類の枝先を探っていると、頭上の枝先にチョコンと静止していました（食樹は柑橘類ではありません、念のため）。
高いポイントなので、90mmマクロの守備範囲ではありません。急遽バリアングル液晶モニター付デジカメに持ち替え、手を一杯に伸ばしての撮影です。アングルを工夫しましたが、手前にある植木の補助棒が邪魔して上手くいきません。肝心の尾が３本どころかすべて葉先に隠れてしまったので、作品としてはB級扱いですが、ここは証拠写真としてのご紹介です。それでも、手ブレ防止機能付レンズのおかげで、無理な体勢での撮影でしたが、シャープな写真を撮ることができました。
白く太い帯が茶色の裏面に走る独特なデザインで他のシジミとの区別は容易です。分布はシッキムからシンガポールを経てスンダランド全域です。
