| キレバヒトツメジャノメ （Mycalesis mucianus ）♀ | |||
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| ①雨季型 | |||
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日本のヒメジャノメよりは、少し大きめのジャノメです。モンスーン地域の多くの蝶は乾季型と雨季型が出現します。香港の蝶も例外ではなく、だいたい12月頃から乾季型に切り替わるようです。'04年11月末はまだ雨季型の蝶が支配的であり、本種の場合は完全に乾季型②のみ見られました。よく似たミネウスコジャノメ（M.mineus）とは乾季型同士での区別が容易で、前翅先端が挟みで切られたように、多角形状をしているのが、本種の特徴です。多くの乾季型ジャノメ同様、蛇の目紋が殆ど目立たず、ちょっと目には、クロコノマやウスイロコノマの矮小個体的雰囲気があります。乾季型のジャノメ全般に言えるのですが、写真②のような枯葉の上に止まると、見事な保護色で背景と同化してしまいます。一旦、目線を切ると相手を探し出すのは無理でしょう。一方、雨季型は①に示す通り、眼状紋が明確で同定も楽です。 ミネウスが東南アジアに広く分布するのに対し、本種は下記の通り分布が局限されます。 分布：中国南部・香港・台湾 |
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| ②乾期型♀ | |||
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撮影年月日(Date) | ①1/May/'10 12:25 ②27/Nov./'04 | |
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①新界地区・嘉道理農場(Kadoorie Farm,Alt.150m, New Territories, Hong Kong) |
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| 撮影データ(Photo data) |
①D5K-85VR(トリミング), ISO=320,F9-1/500,-0.7EV |
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