最初のボルネオ遠征の際、ダナムバレーでは良く目撃したタテハですが、落ち着きがなくて、大した画像を得られず、ガッカリした思い出があります。今回は吸水時に余裕を持って、撮影することができてホッといたしました。橙の地色は大変鮮やかで、開翅すると後翅第7室にある白班がとても目立ちます。この白班が意図的に目立つように翅を開いているのではないかと思わせるほどです。この手のタテハは概ね♀は珍品で、吸水以外の場面で狙う必要があるのでしょう。

分布：インドシナ西部、スンダランド、東はフローレス島

�@D70, ISO=400, WB晴天、F9-1/800、-0.7EV
�AD40-1855@18mm(トリミング)、ISO=800,WB晴天、F7.1-1/3200,-1.3EV

飛翔中の姿（写真�A）は国内のヒョウモン類とさほど変わりはありません。