これまで遠征した東南アジアの各地域で必ず出会うことのできた普通種です。しかし敏感なタテハで接近戦は厳しい対象です。香港では、1mちょっとの絶妙の距離に追い詰めたのにピンボケ・・・とか、これまで相性の悪い相手でした。林縁がお気に入りで陽射しの強い枝先で占有行動を取ります。このようなテリ張り位置は撮影にとって悪条件で、強烈な熱帯アジアの陽射しが災いして露出オーバーに陥りやすく、この蝶の撮影を意外と困難なものにしています。アップした写真でも露出オーバーにならないよう腐心しましたが、写真の出来はイマイチです。いつか、しっとりとした感じで撮りたいものです。