イラウラフチベニシジミ(Heliophoras ila matsumurae)♂      

 ウラフチベニシジミ(Heliophorus)属は大変艶やかなシジミチョウです。日本に本属が棲んでいれば、きっと人気種になっていたことでしょう。香港ではepiclesを撮影済ですが、台湾では本種のみ生息しております。台東温泉近くの林道での撮影の終盤、崖地でテリ張り行動をしている本種を見つけました。ちょっとスレ品なのでガッカリです。前翅の濃青紫色は鈍く、かつ赤色紋も存在しないので、epiclesに比較すると地味な印象です。


分布:シッキム・ミャンマー・タイ・マレー半島・中国南部〜台湾 

撮影年月日・時刻(Date/Time) 23/Nov./’11  14:20       
撮影地(Locality) 台東県・知本温泉付近(Around the Chiben Hot Springs:Alt.350m, Taitung, Formosa)
撮影データ(Photo data) D7K-34(トリミング),ISO=200, F4.5-1/400, -0.7EV  シジミチョウ科に戻る    台湾の蝶トップに戻る