トガリシロチョウ属に近縁で、現状、一属一種とされます。見かけは全くAppiasそのもので、翅脈構造とか交尾器を検しなければ、Appiasとの区別は素人には無理ですね。♂表翅はベージュ色ほぼ一色。前翅端から外縁にかけて薄い黒色縁取りがありますが、翅脈で黒色がボケ、飛翔中もあまり縁取りは目立ちません。一方、裏面はレモン色で、裏面も白色のカワカミシロチョウ（A.albina）とは裏面の色で区別可能です。道路のど真ん中で少ないながらもアオスジアゲハ等共に吸水集団を作っておりました。国内では迷蝶としてフィリピン・ルソン島亜種(ssp.nathalia)の採集記録があるようです。なお種名のpandaは動物園の人気者由来ではなく、「ローマの女神」に因むとのこと。

分布：スンダランド。北はフィリピン。東はスーラ島。

�@D70, ISO=200,WB晴天、F11-1/400,-0.3EV
�AD40-10.5-X1.4TC(トリミング),ISO=800、WB晴天、F5-1/4000,-1.3EV