外見は尾が切れたモンキアゲハのようです。実はモンキの吸水集団（左上）中に本種（中央下）が混じっていることに撮影途中でようやく気が付きました。少し、拘ってレンズを向けようとしたら、すぐに感づかれて飛び去ってしまい、結局アップしたコマが貴重な証拠写真となりました。尾が無いことを除けば、腹部はベニモンアゲハのように毒々しい濃いピンク色で彩られ、捕食者である野鳥に毒蝶であることをアッピールしています。なお、本種の右横で吸水しているのはヒメ（コモン）アサギマダラ（Parantica aglea）です。

分布はヒマラヤからインドシナ半島、およびマレー半島域です。